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野菜ジュースのよくある疑問
野菜を食事でとることとジュースで飲むことの違いは?
もっとも大きな違いは消化による相乗効果の有無です。食事で野菜をかみ砕いててべることはあごの発達をよくし、唾液の分泌を促します。またほかの食材と一緒にゆっくり消化される過程で野菜の持つ食物繊維が糖質や脂質の吸収を遅らせます。結果として血糖値や血中コレステロール改善効果につながります。
市販の野菜ジュースに栄養は期待できますか?
加工の過程で栄養成分が減少することがあります。市販の野菜ジュース(100%)は加工などの工程を経ることで、食物繊維やビタミンなどの栄養成分の含有量が減少することが考えられます。市販の野菜ジュースは外出先でも入手しやすく便利ですが、あくまでも普段の食事の補助的なものとして考えてくださいね。
ミキサーで撹拌してビタミン類は壊れませんか?
酸素の活性化や酸化が起こるためある程度は壊れます。ミキサーで野菜を撹拌すると、アスコルビナーゼという酵素が活性化して、ビタミンCを破壊します。撹拌して空気が入るとビタミンB群やCは酸化され、その量は減少します。
ジュースは、時間を置くとビタミンが酸化し、味栄養価は低下し、色素が変化して褐色になることがあります。これを防ぐにはビタミンCを含むレモン果汁などを添加すると効果があります。
ミキサーとジューサーで作る違いはなんですか?
ミキサー類は食物繊維入り。ジューサー類は食物繊維なし。ミキサーは材料をそのまま細かく粉砕します。つまり食物繊維も一緒に粉砕されるので、どろっとしたジュースになります。ジューサーは水分をすりおろし、水分と食物繊維に分けて絞り出すものです。食物繊維分が取り除かれるので、さらりとしたジュースになります。