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玄米の残留農薬と安全性、健康への影響について

有機農業と有機野菜
玄米の残留農薬と安全性、健康への影響について

玄米には農薬が残っています。

そのとおりです。農薬は一般に脂に溶けやすいため、脂質が多いヌカや胚芽に溜まりやすく、ヌカや胚芽をつけたままの玄米のほうが、白米より農薬が残っているといえます。しかし、玄米に残った農薬も精米することで、7割は取り除かれると言われています。

(精米してもお米にたまった農薬の1/3は残っています。)

 

当衛生研究所で、平成4~13年度の10年間に調査した市販の玄米約150検体からは、エトフェンプロックス、フェノブカルブ、イソキサチオン、フサライド、イプロベンホス等、主として殺虫、殺菌のために用いられたと考えられる18種類の農薬(延べ107農薬)が検出されました。しかしながら、食品衛生法の基準値を超えて農薬が残留していたものはなく、その濃度は0.001~0.05ppm※ 程度で、法律で定められている基準に対する割合は、平均7%(中央値3%)と非常に低いものでした。

※ppm(parts per million)とは、百万(million)に占める割合(parts)という意味で、1ppmとは百万分の1のことです。したがって、0.001ppmとは玄米1トン(1,000kg=1,000,000g(百万g))に0.001gの農薬が含まれていたことを意味します。

基準値以下であれば、そのまま食べたとしても安全性に全く問題はありませんが、精米、米とぎ、炊飯により農薬の摂取量を減らすことができます

愛知県衛生研究所の「米(玄米)に残留する農薬の調理による減少」から引用

 

基準値以下で、そのまま食べたとしても安全性に全く問題がないレベルですが、農薬はお米に残っています。ぬかも胚芽もそのままいただく玄米だから農薬を使わずに育った「有機栽培」のお米を食べましょう。

玄米や白米に残った農薬は洗っても落ちません。

落ちません。

野菜や果物は農薬が表面につきますので、物理的に洗うことで落とせますが、玄米や白米の場合は、表面についているのではなく、ヌカや胚芽の中に残っていますので、単に洗うことでは取り除けません。

健康のために食べる玄米だからこそ農薬を使わずに育ったものを。

お米に残った農薬の量は基準値以下で、そのまま食べたとしても安全性に全く問題はない量と言われていますが、食べないほうがいいのは言うまでもありません。

私たちの体は私たちの食べたものでできています。健康のために食べる玄米に農薬が残っていたら玄米を食べる意味がなくなりますよね。栽培期間に農薬を使っていない有機栽培玄米をいただきましょう。

農薬を使わないことは安心だけでなく、土の中にたくさんの微生物が生きていることです。稲は田んぼの中の微生物が分解した有機肥料を吸い上げ、豊かに実ります。有機肥料に含まれる多種類の微量要素がお米のおいしさの決め手になります。

おいしくて安心して食べられる、そして環境にも優しい有機栽培玄米をいただきましょう。

ぶどうの木にはたくさん有機栽培玄米があります

毎日食べるものだから、おいしくて安心して食べられる無農薬・有機栽培の玄米をどうぞ。ぶどうの木では2kg,5kgの全国各地の有機栽培玄米をお届けしています。

ご家族の人数やお好みに合わせてお選びください。

まとめ  玄米は有機栽培を選ぼう

玄米を食べるのはなぜですか?お通じがよくなる、玄米がおいしいから、いろんな理由があると思いますが一番は「玄米の芽生えの力をまるごといただくため」だと思います。芽生える力を持った玄米をまるごといただくことで健康になりたいからですよね。

健康のためにいただく玄米に(たとえ基準値以下でも、食べても影響を及ぼす量でなくても)農薬が含まれていたら、健康のためにはなりません。

私たちが生き生きと、笑顔で過ごすためにいただく玄米。有機栽培のものを選びましょう。