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有機小分け認証の作業場は「ハエ取り紙」で防虫(2017年4月14日)

有機農業と有機野菜

有機栽培では小分け作業場で化学的な物質を使うことが禁じられています。作業場では物理的に害虫や害獣の防除を行っています。

防除は物理的に

こんにちは ぶどうの木の高橋です。いきなり変な題名ですみません。昨日社長が買ってきました。ハエ取り紙。私と同年代の方だとご存知だと思います(笑)が、ぶどうの木の作業にはこの「ハエ取り紙」がぶら下がっています。
「ハエ取り紙」には強い粘着性が強いべたべたする成分が塗布してあり、飛んできた害虫がこの紙にくっつくことで害虫を防除します。

ぶどうの木の作業場は「有機小分け認証」を取得しています。小分け認証を取得するためには、作業場で化学的な薬品を使用しないことが条件になります。そのため市販のスプレー式殺虫剤などは使わずにこのような物理的なものを使って虫よけを行っています。

荷物の積み下ろしや人の出入りの際紛れ込んでくる害虫たちを捕獲するために使っています。作業場で繁殖したら大変です。

有機小分け業の防虫

ちなみにネズミの駆除も電波式です。(ネズミを見たことはありませんが、予防のためにネズミ撃退装置)をつけています。

「有機栽培」は農薬を使わずに栽培されるだけでなく、畑からお届けまで安心していただける仕組みです。どうぞ安心してお召し上がりください。

追記

この記事を書いたのは2017年4月。現在(2025年6月)はハエ取り紙での防除は行っておりません。

この記事を書いたひと

有機野菜のぶどうの木 高橋和子

三重大学農学部で農芸化学を専攻し。農薬化学や土壌肥料学を学ぶ。のちに農薬や化学肥料を使わない農業に取り組む人たちに出会い、農薬や化学肥料を使わない有機農業に心惹かれ、それ以来、有機農業に情熱を注いでいます。

有機農業の魅力を伝える一方で、農薬や化学肥料の利点についても理解を深めながら、情報発信を通じて皆さんに役立つ情報をお届けしたいと考えています。

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