孫たちに食べさせてたくて作ったセットです。
カリカリ梅は孫たちの大好物の一つですが、市販の物には添加物が多い。だから安心して食べることができる「カリカリ梅のセット」を作りました。安心とおいしいが同時にかなうぶどうの木の「カリカリ梅のセット」です。どうぞお作りになって下さい。
漬けてから1年たってもカリカリの状態が続きます。(写真は2024年4月19日の様子、11カ月経過しましたがカリカリが続いています。)
● ご注文はこちらからどうぞ。 有機カリカリ梅セット(有機栽培カリカリ梅用小梅1kg 塩240g 有機卵6玉)
このページの目次
カリカリのための大切なポイント
カリカリ梅漬けを作る時に大切なポイントがあります。これを守って美味しいカリカリ梅を作って下さいね。
1 固い梅を使う
以前の記事でもお伝えしていますが(*)カリカリした食感を出すためには完熟前の固い梅を使うことが一番大切です。柔らかい梅を「カリカリ」にすることはできません。実の色が青くても、収穫から時間が経過しているとカリカリした食感にならないことあります(ペクチンの水溶化がすすむため)。新鮮で未成熟な果実を使います。
*以前の記事はこちらです。
2 水につけすぎない
下準備の際長時間水につけると梅がやわらかくなります。梅が水分を吸わないよう手早く作業しましょう。
3 へたは無理に取らない
硬い梅はへたが取りにくく果実に傷がつくことがあります。傷がついたところは柔らかくなりやすいため、へたは無理に取らずつけたまま、または漬けた後にへたをとるほうがおすすめです。
4 卵の殻の力を借りる
卵の殻に含まれるカルシウムと梅のペクチンが反応し、果肉がさらにしまってカリカリした食感になります。殻をまるごとそのまま漬け込むから、安心な有機卵がおすすめです。健康のために作る梅干しだから安心安全は必須条件。食べる人の健康だけでなく、卵を産む鶏の健康にも配慮したいもの。ぜひオーガニックエッグで作って下さい。
梅が有機なら卵も有機。オーガニックエッグがおすすめです。
*卵の殻の薄皮はカビの原因にになるので丁寧に取り除いてください。煮沸・電子レンジで加熱するなど消毒してから使用してくださいね。
5 ミネラル分が多い塩を使う
天日乾燥などで昔ながらの製法で作られた、ミネラル分がしっかり残っている塩を使ってください。ペクチンと反応し「カリカリ感」が増します。おすすめはこのお塩です。
カリカリ梅セットのご注文はこちらから。
有機カリカリ梅セット(有機栽培カリカリ梅用小梅1kg 塩240g 有機卵6玉)
カリカリ梅の漬け方
● 卵の殻を使って漬ける
卵の殻を使って作るカリカリ梅です。ふっくら優しい味のカリカリ梅になります。
【材料】
- 生小梅:500g
- 粗塩:55g(11%)
- 卵の殻 3個分
【作り方】
- 小梅を手早く洗う。(水に長く浸けすぎると水分を吸って柔らかくなります。)
- 清潔な布、またはペーパータオルで水分を取る。水分がなくなったら、焼酎・消毒用アルコールなどをふりかけ表面を濡らす。
- 半分の量の塩を入れて梅をごしごしと揉む。
- 梅の色が変わったら保存用の容器に移し(今回はジップロックを使用しました)、残りの塩と卵の殻を入れて密封する。冷蔵庫で保管。
- 1週間ほどで食べられます。
● にがりを使って漬ける
卵の代わりににがりを使ってもカリカリに仕上がります。梅の30~20%の重さのにがりを入れました。
卵の殻とにがりはどう違う?
● 漬けて2週間後の梅
にがりを使った梅のほうが果肉が固く、「カリカリ」感を強く感じました。にがりは30%使用したほうが果肉がよりしっかりしていますが、やや苦みを感じました。
卵の殻で漬けた梅はやややわらかめですが、梅の味をしっかり感じることができる自然な味です。
● 漬けて1年後の梅
卵の殻で漬けた梅は表面にしわもなく、カリカリが続いています。とてもおいしいです。にがりで漬けた梅は少ししわが寄ってきましたが、カリカリは続いています。1年間冷蔵庫で保管したところ、カビが生えることもなくおいしさが続いています。
早採りの小梅のアレンジはこちらから
早採りの小梅は梅しょうゆ・梅ピクルスなどでもおいしくお召し上がりいただけます。こちらにレシピがございますので作ってみてくださいね。
まとめ 梅仕事の仲間に入れてね
孫が大好きなカリカリ梅。市販のものは添加物が多いので、自分で作れないかと生産者熊代さんに相談しながら試作を続けてきました。カリカリ梅も梅酒や梅干しと同じく、梅仕事の仲間に加えてくださいね。
おいしいカリカリ梅ができたのでサイトで販売してます。ジップロックで簡単にできるので、ぜひお作りになって下さい。
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