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伊世いちご畑のオーガニック完熟あまおう (その1)

生産者さんを訪ねて

独自の技術で有機栽培を可能に

いちごは、特に無農薬栽培が難しい作物と言われ、慣行栽培(一般的な栽培法)で使う農薬の回数は、福岡県では63回とされています。(*)半分の30回に減らすだけでも「特別栽培(減農薬)」と表示することができます。しかし伊世さんの農薬使用回数はゼロ。苗作りから生産終了まで農薬・化学肥料を使わずにいちごを栽培しています。

慣行栽培の農薬使用回数は以下より引用。 令和4年12月9日現在

「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に基づく福岡県の慣行レベル

中国で暮らす間に「食の安全」に疑問を持ち、帰国後「食の安全」に求められるものを日本1周しながら探し、いちご栽培を選択された伊世さんご夫婦。その後約10年をかけて、新規就農であるにもかかわらず、無農薬栽培が難しいとされる日本のいちご栽培で農薬不使用・化学肥料不使用の独自の有機栽培を確立し、国のオーガニック認証である有機JAS認証を取得されました。

いちごは地面のすぐそばで育つため害虫や土壌菌の影響を受けやすく、また果実がやわらかく糖度が高いこともあり農薬を使わずに栽培することはとても難しいことなのです。

今回不可能に近いと言われるいちごを有機栽培で、美しく、おいしく、あまおうを育てておられる伊世いちご畑さんのハウスを見学させていただきました。

(ハウスの中の伊世さん)

福岡県が定める慣行栽培の農薬使用回数は63回。減農薬と呼ぶことを許される特別栽培レベルでも、30回の農薬散布が認められています。しかし、伊世さんの農薬使用回数は0回、育苗期間を通して農薬を一度も使わずにいちごを栽培しています。

(この手が有機いちごを育てます)

安全性が客観的に証明できるようにと有機JAS認証を取得。残留農薬検査も行っています。育てるだけでなく、記録し申請、その栽培工程を第3者が認めた本物の有機栽培です。

育てて、記録して、第3者が認める、本物の有機栽培の証拠です。

様々な生き物が住む環境で育ついちご

いちご畑の中にはたくさんの昆虫が暮らしています。中にはいちごを食べる虫や、いちごが成長するのを妨げる菌や微生物も存在します。もちろん虫が食べたいちごは出荷できません。でも、虫を食べるバッタ、虫を食べるクモ、アブラムシを食べるテントウムシもたくさん暮らします。害虫が一人勝ちをすることはなく、小さな生き物が増え共に暮らし、いちごにとっての害虫や病原菌を抑えています。

 

「害虫を殺すだけの農薬は存在しない。」伊世さんは言われます。害虫を殺すために農薬をまけば、害虫を殺す益虫まで死んでしまい、やがて害虫は農薬に耐性をつけて畑に戻ってきます。益虫のいない畑で害虫の被害が広がる=さらに強い農薬が必要になる、この繰り返しがずっと続くわけです。農薬をつかわずに育てれば生き物は共生し、バランスを取りながら共存していきます。

農薬を使わない、化学肥料を使わないことは小さな生き物が共に暮らすために大切なことです。

豊かな森もまたいちごを育てます

約10年前にそれまで栽培していた田んぼの中のビニールハウスから、木に囲まれた今のいちご畑に引っ越しました。このいちご畑は森と川に囲まれ、豊かな水に恵まれたところ。自然の恵みをたっぷり受けていちごが実ります。

森に囲まれたいちご畑には、近隣の圃場からの農薬や化学肥料が飛散してくる心配がありません。また森にもともと存在する豊かな土壌菌群がいちごをおいしく育ててくれます。

循環させて、時間をかけて土を作る

上の画像はいちごハウスの中の土です。決して豊かとはいえない伊世さんのいちご畑の土壌。今回ハウスを見せていただき、この土で、化学肥料を使わずに、こうして美しくおいしく、安定して収穫できるようになるまで、どれほど手がかかっただろうと思いました。

人間は土を作れません。土地を作ってくれるのは植物、土壌の中の小動物や微生物など。人間はそのサポートをするだけです。農薬と化学肥料を使うと自然の循環を断ち切ることになります。一時的にうまくいったように見えても持続しません。害虫対策や病気予防対策などずっと同じことの繰り返しに追われてしまいます。これらを解決するのは地道な土作りと生物の循環です。いちご畑には、伊世さんの情熱と技術の力でいちごたちが豊かに実る土ができ上っていました。

今回いちご畑を見学させていただき、伊世さんの育てるオーガニックあまおうは「農薬や化学肥料をつかわずに育ったいちご」だけではなく、無農薬でおいしく高品質ないちごを作るという信念と、何年もの試行錯誤から生まれたいちごだと改めて感じました。

 

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訪問記(その2) いちごを収穫しお届けします。に続きます