朝礼から一日が始まります
6月17日土曜日、青梅の収穫の様子を見学するため、奈良県吉野の熊代農園に行ってきました。朝7時、すでに熊代さんの作業場には作業スタッフのみなさまが待機しておられます。朝礼で「今日は取材が入るから~」と熊代さんから皆さんに紹介していただき、作業が始まります。
朝7時。車は作業場を出発。車で20分ほど離れた梅畑に移動します。
鶯が住む梅畑
山の中の道を通り熊代農園の梅畑に近づきます。吉野の山の風景をご覧ください。
軽トラの荷台から撮影した梅畑の様子です。お天気が良く、鶯の声が気持ちいい吉野の梅の里。みなさまのお手元に届く梅のふるさとがここです。
梅畑に到着
畑につきました。お日さまが当たる場所の梅は、こんなにきれいに色づいています。お天気も最高。さぁ、収穫の始まりです。道具を車から降ろし、梅を入れる籠を腰に付け丁寧に収穫します。
自然落下した梅を拾います
最初に梅の木の下にネットを張ります。自然に落ちた梅は過熟(熟しすぎ)なので、熊代農園で梅干し用に使います。大切な梅が落ちて傷つかないようにていねいにネットを広げます。
さあ、収穫です
梅の収穫はすべて手作業。樹の中に潜り込んで収穫します。高いところは脚立を使って作業します。腰の籠がいっぱいになったら、そっとコンテナに移します。一日中この繰り返しです。温度が上がらないうちに収穫します。たくさんの人で一気に収穫します。
手の届くところは地面に立って、だんだん脚立を使って上の実を収穫します。
高い場所に実った梅は脚立を使って収穫します。人の背丈よりも高い場所もあります。落ちないように、梅を傷つけないようにていねいにもぎ取ります。
腰に付けたかごにいっぱいになったら、静かにコンテナに移します。軽トラックの荷台がいっぱいになったら、出荷場に運び選別して出荷します。
梅の温度が上がると運送中に梅が痛む恐れがあります。気温が上がらないうちに急いで収穫します。
怖いのは毛虫
無農薬で梅を育てるときに大変なのが、収穫作業の時の「毛虫」だそうです。梅の収穫時期は湿度が高く、葉が生い茂り、虫にとっては最適の環境。収穫時に毛虫の細かい毛が服の中に入り、ひどくかぶれることがあるとか。
みなさん暑い中長袖・長ズボン、手袋・帽子も完備し毛虫の害を受けないように注意しておられました。農薬を使わずに梅を育てるには収穫時も一苦労です。
収穫したての梅を見ながら今年の梅の状態を確認する社長と熊代さん。真剣なまなざしです。
選別・出荷に続きます
収獲した梅はその日のうちに発送します。出荷場に急いで戻って検品・計量・発送作業です。作業の様子はこちらからご覧ください。