こんにちは ぶどうの木の高橋です。
12月15日 早朝福岡をたち熊本に移動。
レモンの生産者、鶴田ほとりさんのところに行って来ました。
鶴田有機農園は有明海を見下ろす高台の上にありました。
みかん畑から海が見下ろせます。
普段東京にいらっしゃるほとりさんのご主人 株式会社 マルタの鶴田会長がくまもとにいらっしゃっり
鶴田会長にみかん畑を案内していただきました。
鶴田会長のモットーは「ハコベ生えるまで肥え運べ」。
ハコベが生えるくらい肥沃な土壌になるまで堆肥を運べ、との言葉とおり
みかんの木のしたにはびっしりとハコベが生えています。
これは「リスボン」という品種のレモン。香りが高く酸味がきついレモンです。
通常よく見るタイプはこの品種。
そしてしたの画像のレモンはすこしオレンジ色をしているのが分かりますか?
これは 「瀬戸早生 (せとわせ)」 といいます。
香りがまろやかで酸味が程ほどで、リスボンほど香りも酸味もきつくありません。和風のお料理におすすめです。
このレモン果汁で作る酢の物やお寿司、とってもおいしいですよ。
リスボンと瀬戸早生。並べてみました。
切ってみると中身も違う。
瀬戸早生は皮が薄く、皮の内側の白っぽい部分も薄い。
果肉もオレンジ色で通常のレモンより柔らかめです。
いっぱいに実るレモン。レモンってこんなにたくさん実るんだー。
レモンの葉っはってレモンのにおいがするんだよ、って鶴田会長に教えていただいて
早速葉っぱを一枚はがしてもみもみ。確かにレモンの香りがしました。なんだか不思議で面白い。
そして気がついたこと。レモンの切ってとんがった形に剪定されているんです。
うまく表現できませんが ひし形に近い。みかんは丸く剪定してあるのに。
鶴田会長に理由をおうかがいしたところ、果樹の形に近い形に選定するらしい。
なにがいいのかよく分かりませんでしたが、それが自然の姿らしい。ふんふん、なるほど。
そしてみかんの樹はみかんの果実にいっぱいお日様が当たるように枝を整えるのに対して
レモンの実は葉っぱの陰に隠れるように実っています。
レモンの皮が風ですれたりしないためらしいです。びじんになあれ、ってことかな。
同じかんきつ類ですが種類によって細かい心配りを行って
できる限りおいしい物をお届けできるように考えていらっしゃるんですね。なるほど。
そしてこれはほとりさんが用意してくださったお昼ごはん。
ほとりさーんのごはんが食べたい、とお願いして作っていただきました。
おいしいおいしいご飯でした。
帰り際 鶴田会長が大きなみかんの枝を持たせてくださいました。
大切に持って帰って事務所に飾りました。ていねいに運んでくださったJALのみなさま ありがとうございます。