材料
- 甘酒
- 豆(今回は花豆を使用)
- 季節のフルーツ(今回はイチゴを使用)
作り方
- 一晩戻してゆであがったお豆をデザート用のカップに入れる
- 季節の果物を用意して、1の上にのせる
- 甘酒をのせてでき上り。
コツ・ポイント
- お豆は一度に炊いて残りは冷凍しておくと食べたいときに一度に食べられます。
甘酒が体にいい理由
甘酒は甘いのに健康的だといわれる理由は甘酒の作り方にあります。甘酒はお米に麹を入れて作ります。麹にはお米のデンプン質をチョキチョキ切ってブドウ糖にしてくれる酵素(アミラーゼ)が入っています。次に米。炊いたお米に含まれるでんぷんが麹菌によってぶどう糖に変わり、このぶどう糖が甘さとして感じられるのです。
甘くないお米から引き出されたブドウ糖。ふだん使っている砂糖(=ショ糖)と違って、甘味が穏やかで余韻が残るのが特徴です。麹でつくった甘酒のさっぱり感と長く甘味が口に残る感じは、ブドウ糖の個性です(ちなみにこの甘酒の特性を活かした調味料がみりんです)。人間が「食べ物から栄養を吸収する」ということは、「お腹のなかで消化酵素を出して食べ物を細かく分解して吸収する」ということ。
つまり麹菌がお米を分解して甘酒になるのと同じ。甘酒で作った甘いデザートを食べることや甘酒を飲むことは、お砂糖をたくさん使ったデザートやお砂糖入り飲料を飲んだり食べたりすることと違って「ご飯を食べる」ことと同じです。
小さなお子さんや消化力が落ちた人におすすめ
甘酒は、消化吸収能力がじゅうぶんに育っていない小さな子どもさんや、病気で弱ってご飯を食べるちからがなくなった人でも無理なく食べられるよう、自然の麹菌がお米を分解して(おなかの中で消化するのと同じ)できた優れものです。お米には必須アミノ酸もたくさん含まれていて栄養たっぷり。甘いものが食べたいときは甘酒をいただきましょう。