農薬を使わずにりんごを育てるとき起きやすい病気、虫の害などについて一緒にお考えいただき、訳ありのりんごを召し上がっていただくことを通して無農薬のりんご作りを応援して頂きたいと思っています。
りんごの病気
りんごの病気で圧倒的に多いのが黒いすす状の斑点が広がる黒星病です。その他、お尻に斑点ができる黒点病、かさぶた状の小さな斑点ができる炭疽病などがあります。
これらを防ぐのが農薬で、農薬を使えば病害の無いきれいなりんごが実ります。
りんごを食べる虫たち
りんごの傷は病気だけでなく、虫による被害もあります。カメムシやゾウムシのような大きな害虫や蛾の幼虫、ハダニのような小さな虫がりんごの樹、葉、果実を食べます。
これを防ぐのが殺虫剤で虫を殺してりんごの樹や実を守ります。
安全なりんごをお求めやすい価格で
こんな理由からりんごの有機栽培ではたくさんの「訳あり」のりんごが発生します。そして化学肥料を使わないため最終的な収量は、慣行栽培の1/2~1/3程度です。
出荷できない「訳ありりんご」が流通し、生産者さんのもとに商品代金が入れば生産者さんは労力に見合った収入を得ることができますし、結果有機りんごの小売価格が下がります。
農薬を使わず育った安全なりんごを召し上がっていただきたい
特に病気療養中の方にはお求めやすい価格でお届けしたい
そう思っておりますが、収穫量が通常のりんごよりかなり少ない現状では、小売価格を下げることは、農家さんに労働の対価を支払えないことになり、リンゴの有機栽培が継続できないことになります。
「訳ありりんご」は、食べてくださる方には安心なりんごをお求めやすい価格で提供できます。病気も虫食いも、農薬を使わずに育った証拠です。どうぞジュースにしてたくさんお召し上がりになってくださいね。
訳ありのご購入は農家さんの励みになります
この訳ありりんごをご購入いただき、お召し上がりいただくことは、生産農家の方には大きな励みになります。形が悪くても、虫にかじられても食べてくださる方がいる、購入してくださる方がいてくださることで、よりいいものを作る意欲につながります。
どうぞたくさん食べてくださいね。