052-793-3085

ご注文・お問合せ / 9:30~17:00(土日を除く)

梅干しは家庭の常備薬

野菜を味わうレシピ

梅干しは家庭の常備薬

梅干しつくり 土用干し

梅干しはおいしいだけでなく、おなかの調子も整えます。子供のころ、腹痛やお通じの調子が悪い時は「梅干しを口の中に入れときなさい!」と言われました。

梅干しを食べきった後も口の中でタネを転がしていると、少し残る梅の香りや酸味で絶えず唾液が出ます。唾液の分泌が胃腸の不具合を治してくれます。
熱が出たときや下痢した時は、梅干しを焼いてお湯を注いだものを母が作ってくれていました。かすかな塩分と梅の味。おいしいのはもちろんですが、ミネラル補給・水分補給には最適です。

塩だけでつけた国産の梅干しをどうぞ。

わが家の梅干しは塩分18%で作っています。この塩加減は、冷蔵庫を使わずに作れるギリギリのラインです。減塩の梅干しは、完全冷蔵で作るか、または添加物を入れて作ります。美しい色、梅の香り、風味を引き出すには、ある程度の塩は必須です。市販の減塩梅干しのほとんどは添加物が入っています。
本来保存食であるはずの梅干しに保存料が使われるのはおかしなこと。

母が作った塩だけの梅干しを食べて育ったせいか、梅干しがおいしくないと本当に悲しくなります。梅干しは食卓には欠かせないものですが、日本で消費される梅の約半分は海外から輸入されています。
輸入品の梅は生産地でいったん塩漬けにし、長期保存ができるようにしてから運びます。そのため日本に輸入されたときには、梅の色・香り・風味はすでにほとんど飛んでしまいます。梅干しとして商品にするため、あらためて酸味を加え、香りや色もつけます。

こうして作られますので、外国産の梅を使った梅の梅干しは、大変味が落ちます。おかかをまぶしたり、調味料で味付けをしている商品が多いです。
安価なものやホテルのビュッフェなどで見かける梅干しのほとんどは外国産です。梅の産地和歌山県のあるホテルに泊まった時、でてきた梅干しが味をつけられたおいしくない梅干しだったので本当にがっかりしたことがあります。和歌山は梅の名産地、地元のおいしい梅を皆さんに食べていただくいいチャンスなのに残念でした。

梅干しを選ぶ時は、国産の梅で漬けた色の鮮やかな紫蘇漬けがおすすめです。
有機梅干し 熊代農園

ぶどうの木の梅干しは有機栽培の梅と有機栽培のしそ、そしてシママースだけで作った昔ながらの梅干しです。ぜひご家庭に常備してくださいね。