奈良県の西部吉野は700年も前から栽培されている梅の名産地。
匂(にお)いくる 風をしるべに尋ねばや 梅咲くやどの 花のあるじを(前中納言実為)
南朝方の歌を集めた「新葉和歌集」に、こんな歌が残るほど歴史が古く、伝統ある梅の産地です。
熊代農園の代表品種は「南高梅」。「南高梅」は、梅の品種の中でも実がとてもやわらかく、「南高梅」で作った梅干は、ふっくらとして果肉が多くそれはそれは美味しい梅です。
熊代さんは「皮ごと食べる梅だから・・と」有機肥料と低農薬にこだわりつづけ、少しでも農薬を減らすようにと研究し、安全で安心な梅作りを貫いてきました。そして徐々に農薬も化学肥料も使わない梅作りの技術を確立し、農薬も化学肥料も使わずに梅を栽培する「有機JAS認証」を取得しました。
熊代農園の梅は有機栽培。無農薬・無化学肥料栽培です。
青空に映える梅の花です。きれいですね。この全部が梅の実になるのではなく、実るのはほんの少しだそうです。
梅の木を見ながら3人で今年の梅について打ち合わせ中。
梅の花が沢山咲いているように見えますが、満開ではなく7部咲。まだミツバチも飛んでいなくて、香りもあまり感じませんでした。2018年の梅は少し遅れていて、これから気温が上がって来るので、遅霜がなければ例年通りおいしい梅が育ちます。
生梅ばかりでなく加工品も作っています。
農薬を使わずに梅を栽培すると傷のある梅もできます。熊代農園では傷がある梅は生梅としては出荷しません。梅びしおや梅エキスなどの加工品にししていますが、何か無駄なく上手に美味しく利用できるものはないかと試作を続けています。皆様楽しみにお待ちくださいね。
健康のために食べる梅です。農薬はいりません。
有機は栽培している人の自己満足なのかもしれません。傷がいっぱいだし大きさも様々。スーパーにはきれいな梅が並んでいるし、梅干しも自分で作るより安いものがいっぱい並んでいる。でも、健康のために食べる梅だから、目に見える形で安心・安全を確認していただきたくて「有機JAS認証」の梅を皆様にお届けしています。
今年もおいしい梅をお届けします。