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たんぱく質は毎日の元気のもと!動物性も植物性もバランスよく 25/02/21

豊かな食卓と野菜の話

たんぱく質は毎日の元気のもと!動物性も植物性もバランスよく

有機野菜を食べるのは何のため?おいしくて安心な野菜や果物をいただいて、毎日元気に過ごすためですよね。有機野菜はおいしくて安心ですが、それだけで健康が成り立つわけではありません。毎日元気に過ごすためには、たんぱく質も欠かせない大切な栄養素です。

「たんぱく質」と聞くと、筋肉をつけるための栄養素というイメージを持つ方も多いかもしれません。でも実は、私たちの体のあらゆる部分――髪や肌、爪、内臓、血液に至るまで、たんぱく質が材料になっているのです。日々健康に過ごすためには、しっかりとたんぱく質を摂ることが大切です。

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質、それぞれの特徴

たんぱく質には大きく分けて「動物性」と「植物性」があります。

動物性たんぱく質は、肉・魚・卵・乳製品などに多く含まれています。特徴は、体に必要な「必須アミノ酸」をバランスよく含んでいること。体への吸収率が高いため、効率的に筋肉や体の組織を作るのに適しています。ただし、動物性たんぱく質には脂質が多く含まれることもあり、摂りすぎには注意が必要です。

一方、植物性たんぱく質は、大豆・小豆・レンズ豆・ナッツ・雑穀などに含まれます。動物性に比べて脂質が少なく、食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富。消化に優しく、腸内環境を整える効果も期待できます。ただし、植物性たんぱく質はアミノ酸のバランスがやや偏りがちなので、さまざまな種類の植物性食品を組み合わせて摂るように気を付けましょう。

植物性たんぱくに目を向けましょう。

植物性たんぱくの代表格、麩。

健康を意識する方や、環境問題に関心がある方の間で、植物性たんぱく質への注目が高まっています。その理由のひとつが、体への負担が少ないこと。動物性食品は消化に時間がかかることがありますが、植物性たんぱく質は比較的消化が良く、胃腸への負担が軽減されます。

また、植物性たんぱく質を多く含む食品には、抗酸化作用のあるポリフェノールや、不足しがちな食物繊維が含まれており、美容や腸活にも役立ちます。さらに、動物性食品に比べて環境負荷が低いことも、植物性たんぱく質の大きなメリットです。

たんぱく質をしっかり摂るためのおすすめ食材

体を作る大切な成分「たんぱく質」日常の食事で意識して食べたいですね。ぶどうの木で販売しているたんぱく質豊富な有機食品をご紹介します。

● 豆類(大豆・レンズ豆・小豆など):

植物性たんぱく質の代表格。小豆、黒豆、大豆などがあります。「ひよこ豆」はあまりなじみがありませんが、くせがなく食べやすくおすすめです。

 

● 雑穀(キヌア・アマランサスなど):

白米に混ぜるだけで手軽にたんぱく質アップが期待できます。食物繊維も豊富なので健康的です。

● ナッツ・種子類(アーモンド・ひまわりの種・チアシードなど):

おやつやサラダにトッピングすると手軽に栄養補給できます。脂質が多いので食べ過ぎには注意しましょう。

黒豆はたんぱく質の宝庫

黒豆には良質なたんぱく質がたっぷり含まれています。また、黒豆に含まれる植物性たんぱく質は、動物性に比べて消化しやすく、体への負担が少ないのが特徴です。黒豆のすごい力をご紹介します。

イソフラボンでアンチエイジング

黒豆には大豆製品ならではの「イソフラボン」が含まれています。この成分は、女性ホルモンに似た働きを持ち、特に更年期の不調を和らげたり、骨密度を保ったりする効果が期待されています。さらに、イソフラボンは抗酸化作用も強く、体の老化を引き起こす「活性酸素」を抑えてくれるのです。

そのため、黒豆を日常的に摂取することで、肌のハリやツヤを保つ手助けをしてくれるかもしれません。「若々しさを保ちたい!」という方には、ぜひ試していただきたいですね。

黒豆の取り入れ方いろいろ

ぶどうの木では乾物の黒豆も、水煮タイプも販売しています。それぞれの特徴を活かした調理法をご紹介します。

乾物を使う場合

乾燥黒豆は、水に浸けてから調理する必要がありますが、じっくり煮込むことでホクホクとした食感が楽しめます。以下のレシピを試してみてください:

黒豆の甘煮 作り置きできるので、お弁当のおかずにも便利です。

  1. 黒豆を一晩水に浸します。
  2. 鍋に黒豆、水、砂糖、醤油を入れて弱火で煮込みます。
  3. 味がしみ込むまでじっくり煮て完成!

水煮を使う場合

忙しいときや手軽に調理したいときには、黒豆の水煮が便利です。すでに柔らかく煮てあるので、そのまま使えます。

お菓子作りに便利です

加熱してあるので」お菓子作りに便利にお使いいただけます。生地に混ぜ込んだり、上に乗せたりして手軽に使えます。

黒豆を食卓に取り入れるメリット

黒豆は、手軽に栄養を補える万能食材です。乾物なら保存がききますし、水煮ならすぐに使えるので、忙しい日々の中でも続けやすいのが魅力ですね。

まとめ:バランスよく食べましょう

毎日の健康のためには、たんぱく質を意識して摂ることが大切です。動物性と植物性のたんぱく質をバランスよく取り入れながら、自分の体に合った食習慣を見つけてみてください。

特に、体への負担が少なく栄養価も高い植物性たんぱく質は、積極的に取り入れたい食材。豆類やナッツ、雑穀などの有機食品を活用して、健康的な食生活を楽しみましょう!

この記事を書いたひと

有機野菜のぶどうの木 高橋和子

三重大学農学部卒、農芸化学を専攻し、農薬や化学肥料の大切な役割を学びました。のちに農薬や化学肥料を使わない有機農業に取り組む人たちに出会い、思いや努力に共感し、有機農業が大好きになりました。

「おいしい野菜を食べて、健康で笑顔に!」をモットーに、野菜や健康に関する情報を発信していきます。みなさんの毎日がもっと楽しく、元気になるお手伝いができたら嬉しいです!