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かごしま有機生産組合さんがいらしてくださいました

今日のぶどうの木

こんにちは ぶどうの木の高橋です。


先週の 8月27日(木曜日)はるばる鹿児島からかごしま有機生産組合さんがいらしてくださいました。

弊社社長が手にしているのは書籍 「みちょってみやんせ、南九州から有機生活
かごしま有機生産組合20年の提案 」。
かごしま有機生産組合さんの20年を書いた本です。10年ほど前に出版された本です。

この本を読んで、いつかかごしま有機さんとお付き合いができるような会社になりたい、と思いました。
夢がかなって今はお取引させていただいています。うれしいです。
私からのお願いとして、
生産者さんから届くのは、収穫されて食べごろになった野菜だけ。
もっと産地の情報を伝え、種まいたよ、芽が出た、草取りしてる、そんな情報を伝え
作物がどんな風に育って収穫されて食卓に上るのかを皆さんにお知らせしたい
それについての具体的なやり方をお願いしました。
鹿児島の作物、へちま、隼人瓜、安納芋などをご提案いただき
今後皆様にご紹介していきますね。どうぞ楽しみにお待ちください。

社長さんには有機農業を始められたきっかけを伺いました。
お隣の熊本県で起きた水俣病が大きなきっかけだったそうです。
それが30歳のとき、そのときから農薬を使わない農業にかかわってこられたとのこと。
社会的には水俣病をはじめとする環境問題、そして個人的には
お子さんのアレルギー、アトピー性皮膚炎がひどかったことも有機農業を始められたきっかけだったそうです。

食べ物を変えて、体を根本的に変えないとこの病気は治らない、
でも農薬をへらした、または使わない野菜が手に入らない
だったら自分で作るしかない、と会社をやめて農業に従事することにした。

一人ではできないから、一人、また一人と仲間を作って大きくしてきた。
水俣病は取り返しがつかない、体への影響は計り知れない
自分でまいた農薬は自分の体に跳ね返る、
農薬を使った野菜を販売することはできない
科学的に立証されていなくても環境や人体への農薬による影響は大きいのではないか
農薬を使った農業を続ければ、チッソと同じことをすることになる。
静かに時には微笑みながら語られた社長さんのことばです。
なぜ農薬を減らした農業をされるのですか、との問いにこのように答えてくださいました。
公害 中学生のころ四日市喘息、イタイイタイ病、水俣病が起こり
授業でも話を聞いていました。しかし正直あまり記憶に残っていません。
いま改めて公害について調べてみると、本当に悲惨なことだったと改めて感じました。
「水俣病の原因はチッソである因果関係が明らかになるまで長い時間がかかった。
アトピー、喘息、不妊症などが増えている原因はもしかしたら農薬かもしれない。
私たちはチッソと同じことをしてはいけない。

だから農薬を使わない野菜を作っていく」

私は販売者として、生産者さんのこの思いを胸に抱き
いいお野菜を皆様にお届けしていきます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。