
2025年7月 北海道の有機生産者を訪問しました
7月末に北海道の有機生産者さんを訪問しました。
今回は道東の生産者さんを目的に訪問!前日まで札幌で商談があったため、札幌からスタートしてその日に帰るため最後は新千歳空港に。
600km強、時間にして12時間弱のドライブでの訪問となりました♪
置戸町 置戸マルタ(丸富青果)
北海道の東側、道東エリアに位置する置戸マルタさん。
毎年高品質で美味しい玉ねぎをいただいている置戸マルタさんを訪問しました。
置戸マルタさんの社長のご長男さんと私は何と同い年!
そして東京にある株式会社マルタで一緒に働いていた経歴があり、ぶどうの木とは縁があります☆
さて、今回は玉ねぎの圃場を見させていただきました。
なんと訪問日は約1か月ぶりの雨の日。
雨男として誇らしい気持ちで訪問することができました(笑)
写真は早生(早く出荷される品種)の玉ねぎ。
道東では6月中頃から7月26日まで干ばつと高温が続き、玉葱の生育には厳しい年になりました。
実の肥大する時期に雨が降らず、一玉当たりが小さい傾向です。
そのため、全体的な収量も少ない見通しです。
この写真に写っている車は畑に水を撒く機械です。
この車が入れるように玉ねぎを植えない部分を作っておき、干ばつの時に備えます。
それでも1か月も雨が降らないと地域全体で水不足が起こります。
そのため、今年は各農家、一日当たりに決められた量しか散水できないルールがあって上限まで水を撒いたが例年ほどの大きさにはならなかったとのことです。
9月から置戸マルタさん含めた北海道の玉ねぎの取り扱いが始まります。
北海道の甘みが詰まった完熟の玉ねぎ、どうぞお楽しみに♪
美幌町 大雪を囲む会(一戸さん)
毎年、にんじん・じゃがいも・玉ねぎ・ごぼうと多種のお野菜を供給頂いている大雪を囲む会さん。
今年の状況はどうなのか・・・実際に訪問してみてきましたよ♪
まずはごぼうの畑。
昨年は大不作で収量が少ない年でしたが、今年は7月時点では上々の状況です。
一戸さんもゴボウは順調なんだよね、とコメントしていました。
有機栽培のごぼうは化成肥料を使用していないため生育がゆっくりです。
そのため、細胞が密になりスカスカでないしっかりとしたごぼうに育ちます。
美味しいですよね。
つぎはじゃがいもの畑。
干ばつと猛暑でだいぶくたびれてしまっています。
写真を撮り漏らしてしまいましたが、試し掘りもしていただいた際にすでにMLくらいの大きさになっていました。
じゃがいもはこれからの雨でも肥大が見込めるため、今後の天候次第でさらに玉太りが見込めます。
最後は地平線が見えるくらいの人参畑。
この畑は順調ですが、別の畑だと播種(種まき)時期の雨による遅れと鹿の被害にあってしまい、出荷始まりが少し怪しい状況とのことでした。
この畑だけでもこのまま順調に生育してくれ~と思いながらの視察でした。
9月に入ったら一戸さんの人参も入荷する見込みです。
北海道の大地で作られた人参を味わってください♪