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赤ちゃんや小さなお子さんには有機野菜を食べてほしい
離乳食は薄味で素材そのものの味を感じてほしいと思いませんか。
健康に育ってほしい、野菜好きな子に育ってほしい、そんな思いを込めてひとさじごと赤ちゃんの口に運ぶ。その離乳食、ぜひ有機野菜で作って下さい。
離乳食に限らず、体や脳が急激に発達する、成長期の小さなお子さんにもぜひ有機野菜を召し上がっていただきたいと思っています。その理由を３つ説明します。
１、野菜好きな子に育ってほしいから
薄味で素材そのものの味を、シンプルに味付けする離乳食。だからこそ、本来のしっかりした味を持つ野菜を食べてほしいのです。
有機野菜は、太陽と土と畑の中の生き物の力だけで育った野菜です。だからその野菜固有の旨味・甘みを蓄えて育ちます。この味は、農薬や化学肥料の力で育った野菜からは味わうことができません。有機野菜はおいしい野菜です。
おいしい野菜をたっぷり食べさせてもらった子供は、きっと野菜大好きに育つでしょう。だから本物の味を持った野菜を、お子様にぜひ食べさせてあげてほしいのです。
野菜大好きで健康に育つために、離乳食にはぜひ有機野菜を選んでほしいと思います。
２、悪い影響を与える懸念があるものは食べさせたくないから
食べているのは牧山さんのいちご。
「食べ物が体を作るから。体を作る野菜は農薬を使わない健康な野菜がいいから。」有機いちごの生産者牧山さんは農薬を使わない理由をそう言います。
農薬や化学肥料、加工食品に使われる添加物など化学的に合成された物は身近にあふれています。もちろん化学合成された物質の安全性は確認されており、決められた量を適切に守って使用すれば人体に害はないとされています。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは食べ物を消化する力も発達途上、体内に入った化学物質（農薬や添加物）を分解する力も発達途上です。添加物や残留農薬はできる限り体に取り込みたくないですよね。
赤ちゃんや小さなお子さんは自分の力で食べるものを選ぶことができません。安心して食べることができるものを、あなたが選んであげてくださいね。
２、赤ちゃんには本物の味を知ってほしいから
有機野菜は微生物が有機資材を分解してできた有機肥料や、土の中の生物が営みの中で出す有機物などに含まれる多種多様なミネラル分を吸収して育ちます。一方化学肥料はその組成が単一のため、ミネラルの種類は限られています。農薬によって畑の中の生き物を殺してしまうため、生物が生み出すミネラル分も非常に少ないと言えます。化学肥料や農薬を多用して育った野菜は、有機野菜のように複雑な奥のある味を醸し出すことができません。
有機野菜は、土の中の生き物の営みから排出される多種類のミネラル分を吸収し、野菜本来の旨味や甘みたっぷりの育っています。トマトはトマトらしく香り、ピーマンは味も濃く、香りもたっぷりです。この本物の味を小さい時から覚えてほしいと思います。
本物はおいしいから
本物は体に負担を掛けないから
だから、私たちは本物の野菜＝有機野菜を
赤ちゃんや小さなお子さんに召し上がっていただきたいと思っています。
赤ちゃんにお勧めの野菜
かぼちゃ
甘くて食べやすく、栄養もたっぷりの野菜。皮は固いので離乳食を作るときには厚めにむいてくださいね。
じゃがいも
柔らかく、優しい味のじゃがいも。ビタミンCたっぷりの野菜です。つぶしやすいので離乳食も作りも楽にできます。
さつまいも
甘くて食べやすい、カロリーも高く栄養価も高い野菜です。端っこのほうは繊維が長いので、離乳食には真ん中部分を使ってくださいね。
ほうれん草
鉄分が多く栄養たっぷりのおいしい野菜。離乳食には穂先をしっかり茹でて柔らかくつぶして。
小松菜
ミネラル分を多く含み、あくが少ない野菜です。潰れにくい葉っぱです、しっかりつぶしましょう。
玉ねぎ
甘く柔らかい野菜です。加熱が不足していると、辛みが残ることがあります。しっかり加熱してくださいね。
かぶ
きめが細かく、甘い蕪。ビタミンCがたっぷりなので、離乳食にお勧めの野菜です。皮が繊維質が多いので、お子さんが食べるときには皮をしっかり厚めにむいてください。
人参
柔らかくて甘い、そしてにんじん独特の香りがするおいしい野菜。柔らかくゆでてすりつぶして離乳食でどうぞ。離乳食ではないですが、生の人参をスティック状に切って持たせ「歯固め」に使えば、野菜の味に早くなじむことができます。
白菜
独特の味がする菜っ葉。繊維質が長いので、離乳食にするときには、よくすりつぶしてください。
まとめ
ここまで、赤ちゃんや小さなお子さんに有機野菜を食べていただきたい理由を、３つお伝えするとともに、離乳食にお勧めの野菜をご紹介しました。
有機野菜はとってもおいしいです。このおいしい野菜を幼い時期からたっぷり食べていただきたいと思っています。有機野菜をどうぞ。