ジュース用人参の保管状態を比較しました
- 比較に使ったのは千葉県産ジュース用人参
- 2008年2月13日に袋に入れて、暖房なし、直射日光の当たらない室内で保管。
- 21日に袋から出しました。(8日後)
- 天候や気温、そのときの産地や生産者さんや人参の状態によって結果は変わると思います。あくまで参考程度とご理解ください。
● 発芽が抑制されました。
左 ポリ袋、右が鮮度保持袋に入れた人参です。ポリ袋では芽が長く伸びた人参もありました。一方鮮度保持袋に入れた人参は、うっすらと発芽する程度で抑制されていることが分かります。
● 発根も抑制されました。
左がポリ袋に入れた人参、右が鮮度保持袋に入れた人参です。ポリ袋に入れた人参はひげ根が長く伸びていますが、鮮度保持袋に入れた人参はうっすらと出ている程度です。発根も抑制されています。
● カットして中を見てみました
ポリ袋に入れた人参はカットしてみると空洞ができていました。芽が少ししか出ていなくても空洞はありました。一方鮮度保持袋に入れたものには空洞ができていた人参はありませんでした。みずみずしくおいしそうでしたが、ある程度水分は抜けますので、早く食べるのが最良です。
まとめ 鮮度保持袋は鮮度保持に有効、でも早く食べましょう
ジュース用人参を鮮度保持袋に入れて保存すると、普通のポリ袋に入れて保管するより発芽や発根が抑制されました。
植物は芽を出したり根を出したりするにはエネルギーを使います。人参の中の水分や糖分、ミネラルなどが発根・発芽に使われる=減ることになります。鮮度保持袋を使って保管すると発芽や発根が抑えられ、人参の中の栄養素が減るのを防ぎます。せっかく作る人参ジュース、栄養いっぱいで飲んでいただきたいと思います。保管には鮮度保持袋をご利用になられるのをお勧めします。
ただし、鮮度保持袋に入れても芽も根も出ます。中が白っぽくなって水分が抜けたような後がありました。鮮度保持袋を過信せずできる限り早くお召し上がりになることをおすすめします。