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セミナー「はじめてのゲルソン療法」参加の記録

有機農業と有機野菜

参加したセミナー

今回私が受けたセミナーは「はじめてのゲルソン療法」というもので、8時間の日帰りの講習です。セミナーは明るく、笑顔に満ちたたのしい雰囲気で進みました。この日の講師は氏家さんと村上さんの二人。氏家さんはとてもキュートで笑顔が素敵な方、村上さんも笑顔あふれる明るい方です。

セミナー概要

少人数のセミナーですので、受講者の知りたい内容を詳しく教えていただけます。ゲルソン療法についての講義は非常にわかりやすく、質問も即時にできるので疑問があればすぐに解決できます。ゲルソン療法を知りたい、ゲルソン療法って何? と思っていらっしゃる方は、受講して正しいゲルソン療法の情報をえられることをおすすめします。

タイトル

はじめてのゲルソン療法

時間

8時間、日帰り講習

講義内容

  • ゲルソン療法の食事、ジュース、コーヒー浣腸のポイント
  • 食事づくり、ノーウォークジューサーでのジュース搾り、浣腸用コーヒー液づくりの実習

私のように健康な人間がゲルソン療法を実践するのと、患者さんが受講されるのでは講義の内容が違うそうです。ご自分に適したやり方で受講されることが大切です。

講師

お二人は日本で二人だけのゲルソンインスティテュート認定トレーナー、つまり正しいゲルソン療法の指導ができる方です。氏家さん・村上さんはそのほかたくさんのワークショップやセミナーを開催されています。ご興味がおありになられる方は、お二人のサイトをご覧ください。

参加した動機

ゲルソン療法は、にんじんジュースをお飲みになられる方の多くが実践していらっしゃる健康法です。ぶどうの木はゲルソン療法を推進しているわけではなく、指導する立場でもありません。ぶどうの木のにんじんをご購入いただいている、たくさんの方が実践していらっしゃるゲルソン療法についてきちんと知りたくて参加しました。

ゲルソン療法の基本

ゲルソン療法とは何か、ゲルソン療法でどうなるのか。この二つを正しく理解して、自分で判断することがとても大切だそうです。たとえば、人参ジュースを1日13回作って飲むのが基本。だけどできない時もある。正しい基本を知って、どちらを選ぶかはその人が決めること。これが一番大切なことだそうです。

何を食べ、何を食べないか

何を食べるか、何を食べないかを判断する基準は「その人が今それを栄養として吸収できるのか」です。次のように単純に分けて考えるのではなく、その人の状態に合わせて判断します。キッチンはその患者さんの処方箋を実行するところなのだそうです。

  • 何を食べたらいいのか、何を食べたらいけないのか
  • がんにいい食料と、治療を妨げる食料

その人の今の消化レベルはどれくらいか、毒素が排出できるかどうかを判断し、それに合わせて食べることがとても大切。どのがん患者さんにも共通して、食べていいもの、食べてはいけないものがありますが、何を食べるのかは一人一人によって違う。

食べることは治療

一般的には、食べることは交流の場であり、レジャーであり、刺激的なこと。日常的なことであり、エネルギーを得る目的もあります。でもゲルソン療法では、食べ物は治療のためにあるそうです。ゲルソン療法では食べること=治療なのだそうです。

オーガニック野菜を勧める理由

1. 安全

私たちは、農薬や化学肥料から栄養を得ることはできません。私たちは農薬や化学肥料を私たちの体のちからで分解することはできません。なので、農薬や化学肥料を使用して育った野菜は治療のための食糧にはむきません。ゲルソン療法で使用する野菜は、壊れている体を治そうとするから安全でなければいけないのです。 

2. 野菜の力

生きるものを育てるときに病院には行かない、薬を飲まない方が丈夫に育つ。薬を飲まずに育った野菜のほうが丈夫。薬を使って作物を育てると、薬を分解するために野菜は野菜の栄養素を使う(野菜のパワーを使う)→ 野菜の力が弱る

精製されたもの、毒性の強いものを使うと、その段階は強くしのげるかもしれない。戦うことで【毒を分解することで】栄養を失った野菜では治療に向かない。ミネラルを使い果たしていない野菜こそがおいしい野菜であり、治療のための野菜。

氏家さんの冷蔵庫の中 洗浄されすぐに使える状態で野菜が保管されています

ゲルソン療法と人参ジュース

ゲルソン療法=人参ジュースのイメージがある「人参ジュース」。氏家さんのセミナーではノーウォークジューサーでしぼったものをいただきました。これがとてもおいしい!

毎日人参ジュースを飲んでいますが、このジューサーで作ったジュースは全くの別物と思うくらいのおいしさです。私が使っているジューサーはゼンケンのベジフル。このジューサーで作った人参ジュースは、普通のジューサーで作ったものよりずっとおいしい。

でも、ノーウォークジューサーで作った人参ジュースはその数倍おいしいです。思わずこのジューサーがほしくなりましたが、大きさ・重さと値段を聞いて断念。

ノーウォークジューサー

ノーウォークジューサーでは、最初に人参や野菜を細かく粉砕します。そのあと人参や野菜を専用の布でくるんで圧をかけて絞る、という2段階の方法で人参ジュースを作ります。

出来上がった人参ジュースは人参の繊維分が全く入らない、透明な味わいの軽いです。絞りかすには全く水分が含まれていません。ゲルソン療法で使われる人参ジュースとはこれなんだなと思いました。クリアーでおいしいです。これなら何杯でも飲めます。

人参ジュース以外のジュース

なお、日本ではゲルソン療法というと星野式ゲルソン療法が広まっているために、ゲルソン療法=人参ジュースというイメージがありますが、グリーンジュースもたくさん飲みますし、朝一番はかんきつ類のジュースです。

ちなみにかんきつ類のジュースは、ノーウォークジューサーではなくシトラスジューサーを使ってしぼります。

ノーウォークジューサーを使った人参ジュースの作り方

根っこの部分や頭の部分は傷んでいる事があるのでカットします。ノーウォークジューサーで人参を粉砕します。その後粉砕した人参を専用の布でくるみ、ノーウォークジューサーでプレスします。

にんじんを切って、ノーウォークジューサーに入れ粉砕します。粉砕した人参を専用の袋に入れて、プレスします。ジュースができあがります。

ノーウォークジューサーで作ったジュースは「コールドプレスジュース」と呼ばれます。透き通った、繊維分のないクリアーな人参ジュース。とてもおいしい。

ノーウォークジューサーは日本では代理店はなく、海外からの輸入購入になります。英語が苦手な方はゲルソン・ライフさんが有料でお手伝いしてくださいます。ご興味がおありになられる方は氏家さんのサイトからお問い合わせください。

出来上がった人参ジュースを注いでくださる氏家さん。ノーウォークジューサーで作ったコールドプレスタイプの人参ジュースは本当においしいです。

ヒポクラテススープ

ゲルソン療法で人参ジュースの次に有名なスープ、ヒポクラテススープ。材料を1.5cm角程度に細かく刻んで、根っこのものを下に、ひたひたの水を加えてことこととろ火で煮込みます。材料は減らしません。

セロリ、人参、ジャガイモ、にんにく、トマトなど。じっくり蒸し煮にして、ムーランで越し、なめらかなヒポクラテススープが出来上がります。

感想

氏家さんはとてもチャーミングな方。セミナーも笑顔があふれ、柔らかな雰囲気で進んでいきました。氏家さん・村上さんはそのほかたくさんのワークショップやセミナーを開催されています。

なおこの「はじめてのゲルソン療法」の内容は2013年9月5日に高橋が受講した際の内容です。受講者の方のコンデジション等により変更がございます。ご了承ください。