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ゲルソン療法とは
ゲルソン療法って何でしょう。「ゲルソン療法」と聞いたことがある方でも正式なゲルソン療法をご存知の方は少ないのではないでしょうか。実際にゲルソン療法を行う、行おうと思うときに正しいゲルソン療法保姿を知っておくのはとても大切なことだと思います。
セミナーでお聞きしたことをブログでまとめてお知らせしますが、正しく・詳しい情報をお知りになりたい方はどうぞ氏家さんのセミナーを受講なさってくださいね。
氏家さんは小柄なとってもキュートな女性です。ユーモアあふれる笑顔の素敵な方。
ゲルソン療法とは幅広い治療法
ゲルソン療法は糖尿病などの治療に使われる幅広い治療法です・「ゲルソン」というのは人の名前で、野菜を食べることで病気を治したマックス・ゲルソンさんに由来しています。ゲルソン療法では32.300kcalから4000kcalのエネルギーを野菜からとります。これは成人女性の一日に必要なカロリー(1800kcal)の倍にあたります。
ゲルソン療法では野菜を繊維が入っていない「ジュース」の形で摂取します。これは治療のために野菜の栄養を使うため、おなかがいっぱいにならないようにするためです。この野菜に含まれる栄養が治療のためのエネルギーを作ります。無農薬野菜のほうが栄養価が高いため、治療に使う野菜は無農薬で育てられたものが原則となります。
ゲルソン療法の内容
ゲルソン療法はにんじんジュースで有名ですが、にんじんジュース以外にも大切なものがあります。
- 野菜の食事
- ジュース(人参だけではなく野菜一般)
- コーヒー浣腸
- メディケーション
- 休息 自律神経 バランス
からだのエネルギーを自然治癒力に集中するため、休息はとても大切だとのこと。ゆっくり過ごすことも治療の一部なのです。
特に大切なのは無農薬の野菜と果物
なんといってもゲルソン療法で大切なのは野菜。高カリウム・低ナトリウムの無農薬の野菜と果物が大切です。
- 1日10~13杯のしぼりたてジュース(1杯250ml)
- 1日に2,600~3,000kcalを摂取
- 1日に10kgの野菜を消費する
- 約8.5kgは生でいただく、1.5~2kgは過熱して
- 浣腸用コーヒーからミネラルを摂取する
- 代謝を摂取するサプリメントを摂取する
- 油は1日大さじ1杯のアマニオイル。
カリウムとナトリウムのアンバランスをなくす
ゲルソン療法で大切なのは「カリウム」。ナトリウムとカリウムのアンバランスが様々な症状を引き起こします。
自然な食品にふくまれるナトリウムの量は少しです。野菜や果物にはカリウムがたくさん含まれています。ちなみにナッツにもたくさん含まれていますが、ナッツは油もたくさん含まれており、これは腫瘍の栄養になるので避けます。
加工食品はナトリウム過多
加工食品にはこのようにナトリウムがたくさん含まれています。このため、野菜や果物を食べずにいるとあっという間にナトリウム過多になります。加工食品はカリウムを多く含むため、加工食品を食べ、野菜を食べない生活が続くとあっという間にからだはカリウム過剰になり、体の中のバランスが崩れます。
カリウムがなぜそんなに重要なのか
からだを作っている細胞の主役がカリウムだから。加工せず自然のまま食べることは大量の栄養素とともに細胞代謝に必要なミネラルとビタミンも豊富に体に取り入れることになります。病気を積極的に治すためにはカリウムが必要。
細胞の中でカリウムはこのように大切な役割を果たします。ATPサイクルの中でカリウムは大切な働きがあります。
細胞の中で酵素は、材料を受け取り、道具を使いエネルギーや細胞の修復をします。その材料は糖質・タンパク質、脂質。道具はミネラルやビタミン。ミネラルやビタミンが体内になければ細胞はエネルギーを作り出すことも組織を修復することもできません。
加工せずに自然なまま食べることは、大量の栄養素とともに細胞代謝に必要なミネラルとビタミンも豊富に入ってくることになります。
ナトリウムの除去とカリウムの回復で全身の治癒力を高める
細胞に入ったナトリウムはなかなか排出されません。細胞の中のナトリウムの除去とカリウムの回復が始まると全身の治癒力が高まります。
これが正しいゲルソン療法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ゲルソン療法=にんじんジュースのイメージがありますが、にんじんジュースはゲルソン療法の一部。ゲルソン療法はもっと幅広い療法です。ゲルソン療法のことをもっと深くお知りになりたい方は氏家京子さんのサイト「ゲルソン・ライフ」をご覧ください。
このセミナーを受けて思ったこと。ゲルソン療法は一日10kgの野菜を摂取し、コーヒー浣腸やサプリメントも摂取する療法です。決してにんじんジュースを飲むことだけではありません。どうぞ氏家さんのセミナーをお受けになられることをお勧めします。