ご質問
この度も10Kgジュース用人参を購入させていただきました。以前より有機栽培の人参ジュースを飲用しております。
今回のものはこれまでと違い、味が薄いというか、すごく水臭いジュースになっているのですが、有機人参でもいろいろ味に違いがあるのですか?
数日そう思いながら飲んでいたのですが家族も同じように感じていたそうなのでちょっと気になってメールしました。苦情のつもりではありませんのでどうぞおしえて下さい。
ご回答
一年中出回ってて、どれも同じ味のように感じるにんじんですが、季節や産地、種まきの時期などによって味が違います。ここでは人参の味の違いについて説明します。
季節や産地によって味が変わります。
一般的に冬から春にかけては甘く、味が濃く、夏場はさらっとした飲み口になります。
夏は気温が高いため、人参の成長が早く、あっさりした味に仕上がります。一方冬の人参は気温が低く、日照時間が短い為ゆっくりじっくり大きくなります。味は濃厚で甘くておいしい人参になります。
また同じ春の人参でも冬に播種をして収穫した「冬人参」と春になって播種した「春人参」では味が違います。育つ温度、育つときの日照時間が大きく影響するようです。
土壌に含まれる微生物の量、肥料成分、土壌内のミネラル分などもにんじんの味に影響し、同じ時期に収穫されたにんじんでも産地や生産者さんによって味が異なります。
同じ時期・同じ産地でも味が違うことがあります。
ジュース用人参を安定してお届けするためただいま3箇所の人参をお届けさせていただいております。そのうち1箇所が新人参(春まき人参)の収穫が始まったようで新人参の規格外(ジュース用)を届けてくれる時があります。お手元に届いた人参は新人参だったのではないかと思います。
ジャガイモや玉ねぎをご想像いただくと分かりやすいと思いますが春に種をまいて、春に収穫された「新じゃが」「新玉ねぎ」は冬を越したものと比べると味が水っぽく感じられると思います。にんじんも同様で、冬から春にかけて切替りの時期には味が大きく変化します。
まとめ
にんじんの味は季節や産地によって異なります。冬にんじんから春にんじんに変わるときは、大きく味が変わります。にんじんの味で季節をお楽しみいただいたり、生産者さんごとに違う味をご家族で話題にされたりしてお楽しみいただきたいと思います。
にんじんジュースを毎日続けるにはおいしいことが大切です。私たちは産地が変わったり、生産者さんが変わるたび届くにんじんをジュースにして飲んで味を確認し、おいしくお届けできるよう生産者さんに感想を届けています。お感じになられることがありましたらぜひご感想をお寄せください。