薬膳とは
薬膳って一度はお聞きになられたことがあると思いますが、薬膳とは次のようなもののことをいいます。
中医学（中国の伝統医学のこと）の理論に基づいて、食材の持っている性質や味の効能をうまく組合わせて、健康維持や病気の予防・回復、そして老化防止を目的として作られる食事
中医薬膳指導員とは
「中医薬膳指導員」とは、日本中医食養学会が国立北京中医薬大学日本校認証のもと、資格認定している資格です。中医学の基礎理論と理論に基づく中医営養学と薬膳学を履修し、基本的な弁証施膳ができると認められた人にに授与されます。
学会認定の資格養成講座を60時間履修し、認定試験に合格しなければいけません。中医薬膳指導員は、薬膳の資格の中級の資格にあたるものです。ちなみに初級が、次に紹介する「薬膳アドバイザー」です。
薬膳アドバイザーとは
「薬膳アドバイザー」とは、初級の薬膳知識を習得し、簡単な薬膳レシピなどを作成できる方に授与される資格です。自然の食材・生薬の力を利用して病気を予防し、健康を保つ薬膳料理の専門家として、多数の方々が活躍しておられます。
健康で楽しい毎日を送るために
夫と子供がアレルギー体質の我が家。アトピー性皮膚炎、鼻炎、花粉症、じんましん、中耳炎と、発病するたびに病院に行って、症状を抑えるお薬をいただいておさまって、また何かあれば症状が出る。
この繰り返しをずっと続けていて、薬での病状を抑えることも大切だけど、日々の食生活を通して体の調子を整えないと根本的な解決にはならないんじゃないかなと思ったのが薬膳を学ぶきっかけでした。
中医営養学では「気」がとても大切だと考えられています。 そして大切な「気」は食べ物から生成されると学びました。毎日の食事が私たちの体を作り、私たちの活動のもとになる。これが基本的な考え方です。
食べるってとても大切でうれしいこと。このうれしい食事を通して、健康で楽しい毎日を送るそのための知識 それが薬膳です。これから薬膳を学んで身につけた知識を、みなさまにもお伝えしていきたいと思います。