6月20日 熊代農園の梅で梅干をつけました。
場所は名古屋市内の静かなカフェ。薬草ラボ.棘さん。雨に濡れたお庭の緑を眺めながら。
講師は岡田佳織さん。「こだわるけどとらわれない」をモットーに全国各地でアクティブに料理を教えている岡田さん。楽しい梅干しつくりが始まります。
最初は夏の養生についてのお話し。
◇夏の食養生
夏におすすめの食材は赤い食べ物 トマト、ニンジン、番茶、くこ、梅干し、赤みそ。
梅干しは昨年漬けたものがちょうど食べごろになる頃で、ぴったりです。今日つける梅は来年の体を助けてくれることでしょう。
◇精神養生
夏の精神養生は、物事にイライラせず、気持ちを使いに保ち、適度な汗をかいて暑さや湿気、冷房から身を守ることが肝心だそうです。
熱いと理由もなくイライラしちゃいますから、落ち着かなくては。
◇生活養生
夜が遅く寝ることがあっても朝は日の出とともに起きる
炎天下の暑いところに長時間いないように気を付ける
適当な運動をして、陽気である汗をかくこと
暑くて眠りにくいので夜更かしして朝寝坊 このパターンが多いです。今年の夏は改めようっと。
梅を漬けます
手と容器をきれい洗って焼酎で消毒。洗った梅の水けを丁寧にふき取り、梅のなり口を落とします。
なり口の内側に水がたまりやすく、ここがかびやすいのでていねいに拭きます。
容器にていねいに並べていきます。容器はなくてもジップロックでできます。特別に用意しなくても大丈夫です。
梅と塩を交互に入れていきます。最後に塩で「ふた」をします。最後の分を残しておくのを忘れずに。
1週間ほどで梅酢が上がってきます。柔らかくゆすって、梅酢がまんべんなくいきわたるように気をつけます。梅酢から出ているところはかびやすいのです。お塩が全体に回るように、やさしくゆすってつけていきます。
おしゃべりしながら梅を漬けた後は、岡田先生に梅の質問タイム。土用干しやしそを入れるタイミング、雨が降ったら、カビが生えたら、などいろいろな質問がありました。
岡田先生が一つ一つの質問にていねいに答えてくださいました。
みんなでつけるとたのしいね。
今回皆さんでおしゃべりしながら梅を漬けて本当に楽しかったです。ゆっくりお話しして笑いながら梅を漬ける。こんな時はどうするの?かびたらどうする?干したシソは?梅酢はどう使う?などなど、知りたいことはいっぱい。
時間をかけて、その場所に行って、みんなでおしゃべりしながら一緒に時間を過ごして梅を漬けることはとっても楽しい。 個の梅を食べる時には棘さんの雨に濡れた新緑と岡田先生の笑顔と棘さんのおいしいご飯、参加された皆様のお顔が思い浮かぶことでしょう。
参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。一緒に時間を過ごせてよかったです。
参加されなかった方、また来年ぜひご参加くださいね。