このページの目次
産地から贈られた男人参
産地からうれしい贈り物が届きました。それは男人参。こんなお手紙と一緒に届きました。
通常の人参と色を比べてみて下さい。黄色い、そしてなんだか筋っぽいです。ハートの形をした双子ちゃんも一緒に送っていただきました。
男人参は根が細くて食べられないんだそうです。なんで食べられないのが「おとこ」なのか分かりませんが、小さいうちに抜かれてしまうのでこんなに大きくなるのは珍しいんでしょうね。
男株(男人参)とは?
- 男人参は根が細くて容色や食味が悪く、出荷には向かないそうです。
- 女株(普通の人参)と比べて茎の色が赤っぽく、初期の生育が早いので、小さいうちから見分けがつくそうです。
- 小さいうちに間引きで抜かれてしまうので、通常は大きく育ったものはありません。
- 人参は雌雄異株の品種ではありませんから、これは雄株ではなく、あくまで俗称の男株です。
- 交配種(F1種)では発生せず、在来種や固定種でだけ発生するもののようです。
前回青森におうかがいさせていただいた際にまだ小さかった男人参を見つけました。畑の中ではこんなふう。
気になる味は?
気になるのがこの男人参の味。どんな味なんでしょう。ごぼうの様な味かなぁ、色が違うだけで同じ人参の味かなと期待は膨らみます。ハートのふたごちゃんといっしょに、ゆでてきんぴらにしたものと、炒めたものを食べてみました。
柔らかくておいしい。色もきれいです。生で食べた時は男にんじんの方がちょっと硬い感じがしましたが、ゆでれば柔らかくおいしい。味も普通の人参のようでした。おいし==い。
このきんぴら「おとこ人参」だよーと、息子たちに出しました。なんで「おとこ」なん?と聞く我が家の息子たちに男にんじんのいわれを話し、さらにりんごにも「おとこ」があることを話すと、わかるけど、それが「おとこ」って呼ばれるのはのはあんまりやなぁ、と。
確かに。でもぴったりのネーミングではないかとひそかに思う母でした。